2018年11月30日金曜日

鹿島美術財団講演会「グローバル時代の東西」8


畏友・有賀祥隆さんと大高保二郎さんが加わった総合討議も、たいへん熱気を帯びたものでした。それを聞きながら、近世近代におけるインド回帰の系譜も僕の頭を過ぎったことでした。たとえば、富永仲基に始まる大乗非仏説や岡倉天心の『日本の覚醒』、天心に指導された日本美術院の画家たちです。

また、ハインリッヒ・ヴェルフリンが『美術史の基礎概念』でいうように、バロックには開かれた様式という性格があって、それゆえにこそ世界で受け入れられ易かったのではないかという大高さんの指摘も、<目から鱗>でした。かつて「桃山バロック論」なる独断と偏見を書いたことがある僕ですが、そのときこの指摘を聞いていれば、もうちょっと厚みのあるエッセーになったんじゃないかなぁ(!?)




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