2018年9月26日水曜日

静嘉堂文庫美術館「松浦武四郎展」1


静嘉堂文庫美術館「生誕200年記念 幕末の北方探検家 松浦武四郎」展<129日まで>(924日)

 
「幕末の北方探検家」「北海道の名付け親」松浦武四郎(18181888)をご存じですか? 武四郎は当時の蝦夷地に6回も渡って調査し、初めて内陸部まで詳細に記した地図を作成しました。また、明治2年(1869)、蝦夷地の新たな地名の選定を任され、「北加伊(海)道」という名を選びました。「北の人々が暮らす大地」という意味です。さて、武四郎のキーワードは上記2つだけではありません。彼は「古物の大コレクター」でもありました。

 本展示では、そのうち「幕末の北方探検家」「古物の大コレクター」という2つの面に焦点を当て、幕末・明治前期を生きた稀有な存在、松浦武四郎の姿をご紹介します。2019年春には、テレビドラマ化も決定しました。生誕200年の記念の年、その多彩な事蹟に是非ご注目ください。

0 件のコメント:

コメントを投稿

渡辺浩『日本思想史と現在』11

渡辺浩さんの著作を拝読すると、恩師・丸山真男先生に対する尊崇の念が行間からも感じられます。スチューデント・エヴァリュエーション――学生による先生評価も世の流れですから致し方ないと思いますが、学問における師弟とはこうありたいものだと、襟を正したくなります。 丸山真男先生といえば、 ...