2018年7月10日火曜日

優先席25


 以上、優先席問題の解決に向けて、第九案までをお示ししてきましたが、いずれも「言うに易く行なうに難し」の典型みたいなものです。実行できたとしても、その効果たるや、測りがたいものが少なくありません。第四案も、かつてどこかの私鉄でやったことがあるらしいと書いたところ、フェイスブック・フレンドの中村祐貴さんから、それは阪急電鉄であることを教えてもらいました。しかし、結局これもうまくいかなかったそうです。

そこで僕が実行しているのが、携帯イスを持ち歩くことです。第九案までに内包されていた問題が、一挙に解決されることになります。これが最後の第十案です。携帯イスをつねにナップザックに入れておいて、席がなかったら、端っこの方へ行ってさっと取り出し、座っちゃうんです。バギー・スペースもねらい目です。つねに「指定席」を持ち歩いているようなものです()

もちろん、混んでいるときはやりませんが、徐々に混んできたときは、こっちにゃネイティヴと同じように先住権があるんだと、座り続けることもあります。皆様お許しくださいませ。

0 件のコメント:

コメントを投稿

山種美術館「桜さくらSAKURA2025」5

   桜と相性がよい文学は和歌でしょうが、漢詩だって負けてはいません。先に紹介した渡部英喜さんの『漢詩花ごよみ』に江戸末期に鳴った漢詩人・藤井竹外の七言絶句「芳野」が載っています。またまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。   古き陵 みささぎ ――松柏 まつかしわ  つむ...