第五案は、優先席を廃止して、すべて普通席にしちゃうというものです。すでに書いたように、優先席が生活弱者のための席であるという建前やモラルが、完全には、あるいはほとんど守られていないという現実があります。
最初に掲げたフリーター・青戸晋さんの投書にあったように、現代日本社会では、長距離通勤・長時間労働のためみんなが疲れているという現実があります。高齢者といっても大変元気な方もいらっしゃいます。優先席が守られないのも、致し方ないことかもしれません。
そもそも、電車の中では生活弱者にみずから席を譲るべきであって、麗々しく「優先席」を設けることには、偽善やヒポクリシーの臭いがないではありません。それだったら、思い切って優先席なんかやめてしまえというのが第五案です。
0 件のコメント:
コメントを投稿