2017年11月16日木曜日

静嘉堂文庫美術館「あこがれの明清絵画」7


06狩野一渓『後素集』

  牡丹猫雀図 牡丹睡猫図 菜苗戯猫図 猫竹図 薄荷酔猫図 芍薬戯猫図

  萱草戯猫図 石榴戯猫図 山石戯猫図 酔猫図 竹石戯猫図 芙蓉睡猫図

07祇園南海「猫を悼む」(『江戸詩人選集』3)

べっこう色の毛はソフト 生まれついてのおりこうさん

  ネズ公出没しなくなり 夜も太平ぐっすりと……

  もらって来てから一年も たたずに何で死んじゃった

  あるいは僕の飼い方に 欠けていたのか愛情が

  膝に抱かれてご主人に 甘えていたのを思い出す

  縁側あたりで子供らを 呼んでいた声まだ聞こゆ

  漢方烏薬[うやく]を飲ませたが 薬効なきを恨むのみ

  牡丹の下に埋め 蘇生 願ったけれど無駄だった

  襤褸[ぼろ]でくるんで丁重に…… 恩を謝したが何になる

  ともしびの前 老人の まなこ涙でかすんでる

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