雲にかくれる山中に すぐに草庵建てるべし
残りの人生ぬすみつつ しばし辺りを逍遥せん
丘に立つ松 月の影 半ば開いた窓暗く
いわおの桂 風の中 あたり一面よい香り
白い襖に書く詩には 古き篆書がよく似合い
布の袋で漢方を 煮出すにゃ今の処方よし
陶淵明の詩集読み 何度感動したことか
僕より先に隠れ家の 荒れたるさまを嘆いてる(以上第二首)
桜と相性がよい文学は和歌でしょうが、漢詩だって負けてはいません。先に紹介した渡部英喜さんの『漢詩花ごよみ』に江戸末期に鳴った漢詩人・藤井竹外の七言絶句「芳野」が載っています。またまたマイ戯訳で紹介することにしましょう。 古き陵 みささぎ ――松柏 まつかしわ つむ...
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