雲にかくれる山中に すぐに草庵建てるべし
残りの人生ぬすみつつ しばし辺りを逍遥せん
丘に立つ松 月の影 半ば開いた窓暗く
いわおの桂 風の中 あたり一面よい香り
白い襖に書く詩には 古き篆書がよく似合い
布の袋で漢方を 煮出すにゃ今の処方よし
陶淵明の詩集読み 何度感動したことか
僕より先に隠れ家の 荒れたるさまを嘆いてる(以上第二首)
若草 萌え る 長堤は 碧 みどり の霞がかかったよう 衣 香 焚き し め手に 扇子 かざす 優雅な 美女の群れ 魚が 銀鱗ひるがえ し 春潮みなぎる暖かさ 誘う春風 一斉 いっせい に 水面 みなも を埋める木蘭船 もくらんせん ...
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