2017年6月10日土曜日

木村重圭・岡川聰さんと2


 岡川聰さんは、僕も書かせてもらったことがある美術雑誌『古美術』の編集長だった頃からのお付き合いです。7年ほど前でしょうか、何十年ぶりかで『國華』社に現われ、『古美術』のような美術雑誌をまた始めたいとおっしゃるので、失礼だけど今やったってロクなことにはならない――3号雑誌で終わるに決まっているから、やめた方が身のためですよと、老婆心ながら申し上げたものでした。

しかし岡川さんは、ふたたび湧き起ってきた編集者スピリットに突き動かされるごとく、『聚美』という美術雑誌を出し始めました。僕は求められるまま、創刊号に「応挙私論」を寄稿しましたが、内心いつまでもつかなぁなんて思っていました。ところが、僕の予想は大外れ、「愁眉」を開く結果となりました。間もなく24号が発刊されるところなのです。ひとえに岡川さんの執念と努力と人柄の賜物です。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

静嘉堂文庫美術館「私の好きな茶道具ベスト10」2

①曜変天目については、もうずいぶんアップしてきましたので、ここでは僕に曜変虹蜺邪淫説を思いつかせてくれた聞一多のことを、紹介することにしましょう。聞一多の名前は、桑原武夫の名著『一日一言』<岩波新書>で早くから知っていました。 7 月 15 日の条に、「この日、昆明で国民...