ドナルド・キーン先生が、この2月24日に96歳でお亡くなりになりました。ご逝去を悼み、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
早くから先生の御著書のいくつかは拝読しておりましたが、はじめてお会いしたのは1993年1月23日のことでした。この日、ボストンのイサベラ・スチュワート・ガードナー美術館で、”Competition and Collaboration: Hereditary Schools in Japanese
Culture”という国際シンポジウムが開かれました。ブッチャケていえば、「日本の家元制度」ということになります。
コーディネーターのハーバード大学教授ジョン・ローゼンフィールド先生から招待状をいただいた僕は、狩野派におけるワークショップ・システムについて発表することにして、4日前に成田空港からユナイテッド航空でボストンに向いました。
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