唐寅「花下酒を酌む歌」
九十日間 春 三月みつき 輝く光はすぐ消える
手を打ち鳴らし花の下 いなか歌でも歌おうぜ
枝に咲く花 何日間 散らずにもってるものでしょう?
人間だってどれくらい 生きていられるものでしょう?
昨日は花の真っ盛り 今日も続いて見ごろでも
明日あしたは花も散っちゃって 秋草みたいになるだろう
花を背にしている人が 去年と同じ人だとて
去年と比べりゃ今年には 年取っちゃてる一歳も
昨日みごとに花咲けど 枝に別れを告げ散れば
明日あす見るためにやってくる 人が果たしてあるや否?
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