饒舌館長
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2025年12月18日木曜日
鎌倉国宝館「扇影衣香」9
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先日、 鏑木清方記念美術館の「あの人に会える! 清方の代表作<築地明石町>三部作」展で井手誠之輔 さん にお会いしたことをアップしました。その井手さんが、この「扇影衣香」展カタログに、「総論 絵から見た鎌倉の美術と東アジア世界――人と仏――」という巻頭論文を寄稿しています。 ...
2025年12月17日水曜日
鎌倉国宝館「扇影衣香」8
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すなわち国宝(現在の重要文化財)に指定されているこの図とは別個の一本であり、しかも指定外のものであるが、なにかの手違いで別本が国宝本にすりかわって 国宝全集に出てしまったものらしい。しかし、凡作でも国宝全集に出た以上、それを国宝本と思い込んだ向きも少なくなか った にちがいな...
2025年12月16日火曜日
鎌倉国宝館「扇影衣香」7
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ところがそれまでは、 この作品 の真価があまり認められていなかったようです。この点についても、米澤先生が興味深い事実を指摘されていますので、引用させていただくことにしましょう。 こんなことがある ん ですね!! わが国に伝存する宋代の仏画は、だいたい南宋の作であるが、仁...
2025年12月15日月曜日
鎌倉国宝館「扇影衣香」6
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「僕の一点」は 建長寺所蔵の「釈迦三尊図」ですね。南宋仏画のゼッピンです。 じっと観ていると、一部に華麗な色彩を使いながらも、異民族に北半分を奪われてしまった南宋人の哀しみと愁いが胸に迫ってくるような色感です。 南宋絵画というと、馬遠・夏珪の水墨山水画や、禅宗水墨画がまず頭に浮...
2025年12月14日日曜日
べらぼう 最終回
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ただいま涙とともに最終回を見終わったところです。出演者とスタッフの皆さん、ありがとうございました❣ 1年間堪能させていただきました❣ ハラハラ、ワクワク、ドキドキ、ウットリ、ときに涙滂沱、おのずと皆勤賞になってしまいました❣ とくに森下佳子さん、横浜流星さんには、心からのオ...
鎌倉国宝館「扇影衣香」5
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昨日紹介した李嶠の詩を読んでみると、「扇影」というのは扇の輝きとかきらめく光の意味みたいですね。そこで僕は「扇影飄」を「白扇 はくせん みたいに翻 ひるがえ る」と訳してみたのですが、「影」を「物陰」の意味に取ると、「衣香」とまったく響き合わなくなっちゃうでしょう。 ついでに...
2025年12月13日土曜日
鎌倉国宝館「扇影衣香」4
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目出度い雪が彼方まで 驚くほどに降り積もり 目出度い雲が天上の 果てまで暗く してる けど 地上はまるで満月の 夜かと疑う明るさで 山には白雲 棚引いて きらめく朝日を 浴び てる よう 舞うがごとくに降る雪は ひらひら 散って...
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