2018年10月26日金曜日

三井記念美術館「仏像の姿」3


清水さんの開会の辞に続いて、朝日新聞社文化事業部の谷口俊二さんの挨拶がありました。最後を〆た籔内さんのお話は、仏像の模刻にはいかなる意味があるのかを語って興味深いものでした。また学生を一人ひとり紹介するなかに、彼らに対する先生としての愛情がおのずとにじみ出ていて、深く心を動かされました。

拝聴しながら僕は、籔内さんにお願いして造っていただいた秋田県立近代美術館の「秋田犬」を思い出していました。それは乗って遊べることもあり、子供たちにもっとも人気の高い野外彫刻でした。

それはともかく、僕はただ前に座っているだけ、挨拶をやる機会がなかったので、饒舌館長としてはちょっとストレスがたまってしまいました。國華事務局長の山口万里子さんにそれを言うと、彼女曰く、「河野さんが挨拶なんかやったら、みんなの方にストレスがたまっていたわよ!!


0 件のコメント:

コメントを投稿

追悼 高階秀爾先生11

  ( イ ) すべてをのみこんで豊饒な幸にかえしてもどしてくれる海の信仰    ( ロ ) 豊饒な恵みに感謝し、母の胎内に比定した山にこもって再生をはたす山の信仰    ( ハ ) 善神の力をかりて不幸をもたらす悪霊をはらう儺 な の信仰    ( ニ ) 善神に同化してその力...