かつて僕も本尊を拝んだことがありますが、もうこの時代になると、光背仏のような副次的仏像の方に、魅力を感じることが多いように思います。
キャプションの<見どころ>には、「フラメンコダンサーのように軽やか」なんて書いてありました。ちょっとこれまでの仏像展にはないキャプションですが、こんな風に自由に、捉われずに見てくださいという清水さんからのメッセージなのでしょう。
「仏師がアーティストになる瞬間」というキャッチコピーを見てすぐ思い出したのは、「職人がやがて芸術家になるのであって、職人ではない芸術家など存在しない」という言葉です。これは名言だと心に残っているのですが、誰の言葉であったか、どこに書いてあったか、もう思い出せません――コノピューターももう終りです(!?)
この特別展は、國華社も後援をさせてもらいました。そのため、パリで開かれている日仏友好プロジェクト「ジャポニスム 2018」に招待された主幹・小林忠さんの名代として、オープニング・セレモニーに列席することができたのです。ちょっと役不足でしたが、身に余る光栄でした。
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