僕はお祝いの言葉とともに、2019年冬、中国美術学院で開かれた国際フォーラム「歴史と絵画」についてレポートした「饒舌館長ブログ」のハードコピーをお送りしました。先生の大著を翻訳出版したのと同じ中国美術学院で開かれた、忘れられない国際フォーラムだったからです。
ハードコピーは結構な枚数になりましたから、朋子さんにとってはご迷惑だったにちがいありませんが、先生が親しくされたジェームズ・ケーヒル先生も登場するそのエントリー記事を、お送りせずにはいられなかったのです。
さらに朋子さんからのお手紙は、古原先生の遺された多くの手沢本が、韓国学中央研究院図書館に寄贈され、先生のお名前を付した特別コーナーが設置されたことも教えてくれました。しかもこれは、先生が台湾大学大学院で指導した韓国の学生の手を通して実現したとのこと、これまた天上にて、先生は大きな喜びに包まれていらっしゃることでしょう。
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