フォークデュオ「風」の大久保一久[かずひさ]さんが亡くなられました。享年71――惜しみても余りある早すぎる逝去です。心から追悼の辞を捧げ、ご冥福をお祈りしたいと思います。
昭和50年(1975)、フォークグループ「猫」を卒業していた大久保さんが、かぐや姫で活躍していた伊勢正三さんと「風」を結成して放ったデビュー曲こそ「22才の別れ」です。
それを聞いたときの強い印象は、今でもよく覚えています。正やん――伊勢正三さんの歌詞と曲がすばらしかったことはもちろんですが、僕にはまったく縁がなかった青春のロマンと哀歓がうたわれていたからです。しかし「神田川」とはチョットちがって、それまでの和製フォークになかった濃密なイメージが心に浮かんだのでした。
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