服を脱ぐスペースが番台から丸見えなのも、新鮮な驚きだった。こんなに見えているものなのか。もちろん番台に座る女性は決してこちらを見ることはないが、そうは言っても見ず知らずの異性を至近距離に置いて、全裸になるのは抵抗があった。ところが周囲を見渡すと、他のお客さんたち(老人二人)は、まったく気にせずに堂々と闊歩している。その中で、一人股間をひたすら両手で隠し続けるは逆に恥ずかしかった。腹をくくってオープン全開。予想外の慎ましやかな解放感。
ユーモアあふれる文章――エッセーはこんな風に書きたいなぁと思っても、おいそれと出来るもんじゃ~ありません。しかしより一層おもしろく感じたのは、三谷さんの羞恥心でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿