よく知られるように、『ゴッホ書翰集』には日本美術のみならず、日本そのものに対する讃嘆の言葉が次から次へと現われるのだが、少なくとも日本人が読めば、異国趣味以外の何物でもないといった感に打たれるだろう。
これらの事実は、通説に再考を促すものでなければならない。ジャポニスムは、異国趣味から本質理解へと質的変化を遂げたわけでは決してない。異国趣味はつねに底流として流れていたのである。
もう4半世紀以上前の文章で、いま読み返すと顔から火の出るようなことをイケシャーシャーと書いていますが、基本的な考え方はあまり変わっていないように思います。いや、後期高齢者になると、自分の考えを反省して改めるということが、事実上不可能になっているんです( ´艸`)
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