2024年11月13日水曜日

追悼 高階秀爾先生8

 

108日、鹿島美術財団主催の東京美術講演会が赤坂の鹿島建設KIビル講堂で開かれました。すでに何度もアップしたことがあると思いますが、テーマを決め毎年秋に開催される美術講演会で、好評理に回を重ねてきました。これをずっとプロデュースされてきたのが高階秀爾先生でした。テーマを決め、講演者を選び、みずからキーノートスピーチをされ、合同討議を含めた総合司会をされてこられました。

もちろん僕たち選考委員も加わって会議を開き、話し合って決めましたが、高階先生がいらっしゃらなかったら、何も決まらなかったことでしょう。とても長い時間がかかったことでしょう。あるいは内容の薄い講演会になっていたことでしょう。高階先生亡きあと、来年からどういうことになるのでしょう。こんなことを言ったら、天上の高階に「しっかりしろ」と怒られてしまうかもしれませんが、心細くって仕方ありません。


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追悼 高階秀爾先生9

  今年のテーマは「祭りの美術」――これも高階先生の発案でした。本来であれば先生が総合司会とキーノートスピーチをされるはずでしたが、体調芳しからず、選考委員仲間の大高保二郎さんが急遽ピンチヒッターを買って出てくれました。押し付けられたのかな ( 笑 ) 講師には五味文彦さん(...