上奏文を宮殿の 天子へ朝あしたに奉りゃ
夕べに遠路も八千里 ある潮州ちょうしゅうへ流された
聖天子のため悪弊を 取り除こうとしただけで
老いさらばえたこの身ゆえ 長生きしたい――とは露も……
秦嶺しんれい山脈 雲の中 旧家はいずこの方角か?
藍田関らんでんかんは豪雪に 埋うずもれ馬も進みません
愛馬よ!!ここまで来たのには 目的あってのことだろう
それなら遺骨を瘴気しょうき満つ 河のほとりに埋うめてくれ!!
その キャプションは 伝狩野孝信筆としました。 土居次義先生 がこの裏面にあった「琴棋書画仙人図」 (米国・シアトル美術館蔵) とともに、 孝信 筆と推定されていた からです。 もっとも 『日本美術全集15<永徳と障壁画>』 出版 の直前に、小嵜善通さんが 狩野永徳の弟・...
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