江戸・荻生徂徠「猗蘭台に集う。韻を金の字に分かたる」
宴うたげに賓客 参集し 夏の日差しも翳かげるころ
水無月なれど襟元に 快い風 吹き込んで
豪壮華麗な大広間 歌声 響き渡るあと
才華あふれる詩が続き もちろん銘酒もジャカジャカと……
「白雪」――高雅の真価 知る 宋玉みたいな文人や
絶対 金かねでは釣られない 郭隗かっかいみたいな高士たち
すべて詩文や学問で 互いに親しき友となる
世俗 侮蔑ぶべつの心情が 酔えば酔うほど高揚す
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