しかしそんな比較は専門家に任せることにして、日本東洋美術が大好きなあなたには、大西先生の「日本・中国の芸術家伝説」をまず読んでほしいんです。画家を中心とする日中芸術家のエピソードに心を動かされ、オトガイを解き、そしていくらなんでもホンマかいなぁと疑ったりすることでしょう。ともかくもおもしろいことは饒舌館長がゼッタイ保証します!! そしてもし興味があったら、大西先生の「訳者追記」も読んでほしいと思います。
さらに越川倫明さんの「復刊に寄せて」もおススメですよ。この『画家伝説』が、ヒトラーの『わが闘争』を強く念頭において書かれた書物であるという、トロント大学のイヴォーヌ・レヴィによる新説が紹介されているからです。端的にいえば、ヒトラー批判の書であったというのです。
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