陸游「村童の渓上に戯たわむるを観る」
雨があがってすれすれに 堤を流れる渓たにの水
晴れた夕暮ながめてる 遊ぶ子供をのんびりと
竹馬の子はぬかるみを 物ともせずに駆け抜ける
我が物顔に大空で 風をはらんで唸うなる凧
そんな子供も冬来れば 村の私塾へ通わされ
親父おやじについていっせいに 畑を耕さねばならぬ
字なんか年貢の命令書 読めればそれで十分で
高位高官 苦労して 目指そうなんて愚の骨頂
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