このような1合枡から「合目」が生まれたことは、疑いなきことのように思われました。1合枡の「合」に、順番であることを示す接尾辞の「目」がくっついて「合目」が生まれたのでしょう。合目と合目の間はさらに10に分けられ、その区切りを「勺」と呼んだそうですから、いよいよもって確実だということになります。
しかしフォルムの相似だけではなく、お米つまり瑞穂と瑞穂の国日本を象徴する富士山とは相性がよかったことでしょう。このダブル・ミーニングの方が強かったかもしれません。
ふじさんミュージアム所蔵「舛形牛玉図」の写真も出ていましたが、この枡のお米はすり切りになっていて、盛り上がっていなかったからです。これじゃ~フォルムが一致しているとはいえません。つまり瑞穂(お米)を1合、2合と量っていって、10合になると1升となります。「升」は「昇」と同じ意味ですから、そこで瑞穂の国を象徴する富士への登頂が成就したことになるというのが独断と偏見です( ´艸`)
0 件のコメント:
コメントを投稿