このカタログが「游相日記」の完全複製になっているんです。口演では「これがたったの310円!! こんなお買い得商品はほかにありませんよ!!」と、宣伝にこれ努めたことでした(笑)
「游相日記」の内容は、この令和版複製にお任せすることにしましょう。これにもテキストは翻刻されていますが、それだけではチョッとむずかしいので、ぜひ芳賀徹先生の『渡辺崋山 優しい旅びと』(朝日選書296)を併せ見ていただきたいと思います。
かつて先生から献呈の辞とともに頂戴した、この名著を今回もひもときました。そして「忘れえぬ人々――『游相日記』」の章を再読すれば、崋山・お銀さま再会のシーンに、またまた涙滂沱ぼうだたりとなってしまいました。けっして後期高齢者になり、涙腺がゆるくなったせいじゃ~ありません。
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