文政6年(1823)5月11日、木米ははじめて田能村竹田の来訪を受けました。そのときの様子は、竹田の『竹田荘師友画録』によってよく知られています。竹田は「木米喫茶図」を描き、賛と七言絶句を加えて木米に贈りました。もちろんその詩も、戯訳とともに紹介しました。
箏琶粉黛競繁華 流れる管弦 紅べにおしろい 競い合ってる繁華街
中有軽烟繞舎斜 そのなか茶を煮る薄煙 斜めに巡る家があり
鴨河水即家園水 鴨川 流れる水がソク 自分の庭の水なりき
煎出榕亭老子茶 榕亭 製した老子茶を 煎じて勧めてくれました
0 件のコメント:
コメントを投稿