みずからゲットした田沼武能先生の写真集としては、『カラー版 難民キャンプの子どもたち』(岩波新書)があります。人間はおろかな存在だということを改めて思い知らされますが、つねに前を見つめて懸命に生きる子供たちに救われます。
このような世界――さらに過酷となった今日の世界にあって、日本は、われわれ日本人は、そして僕はいかに生きていくべきか考えさせられますが、もちろん答えなど出るはずもありません。
鷲田清一さんにならって、田沼先生の序跋から折々のことばを引用して終ることにしましょう。あるいは過酷というよりも、さらに残酷になった今日の世界にあって、田沼先生のように子供たちから明るい希望をもらって残り少ない余生を生きていきたいと思うばかりです。
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