僕は「宗達と能」という発表を行ないましたが、クロージング・リマークス――総評を担当された先生は、とても興味深い発表だったと褒めてくださいました。こういう場合、たいてい褒めるものではありますが……(笑)
とはいえ、僕は発表するまでまったく自信がありませんでした。しかし、先生の一言によって活字化する決心がつき、駄文集『琳派 響きあう美』にも収めることになったのです。
というわけで、僕たち日本人一行を歓迎してくれたハリケーン・イズドアーとともに、生涯忘れられない国際シンポジウムになったのです。
煩悩の代表的なものとして、仏教では貪 とん ・瞋 じん ・痴 ち の三をその代表としてあげ、いずれも悟りに向う修行者には障害となるから、三毒とも名づけたのである。貪 とん とはむさぼりの心、瞋 じん とはいかりの心、痴 ち とは真理に対して愚かな心をいう。 ところが密教で...
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