とくに「保津川図屏風」では廬山の滝ですね。右隻の右奥の方に滝が描かれ、その滝水が迫央構図にしたがって流れ出ています。滝はチョット姿を見せるだけで、瀑布図というより渓流図になっていますが、その滝こそ重要なポイントだと思います。そこで思い出されるのは、李白の有名な七言絶句「廬山の瀑布を望む」ですね。またまた戯訳で……。
太陽照らす香炉峰 たなびく霞は紫だ
はるか向こうに川が見え 滝が一筋かかってる
ほとばしる水 垂直に 落下すること1000メーター
天のテッペンから落ちる 天の川かと間違えた
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