金井烏洲「庚戌夏五月 梅影楼に留連すること連日 之れを賦して主人に贈る」(しの木弘明『金井烏洲』)
梅の実 熟れるこの季節 来る日も来る日も雨が降り
青葉も茂るその陰の 昼なお暗き梅影楼
降り続く雨――連チャンの 酒宴飲み会 主[ぬし]と客
早や陶然となるころにゃ 旅愁なんかはどこへやら
つゆの季節の梅影楼 これはこれまたいいけれど
約束しましょう いつの日か 必ず再訪することを
出来ることなら梅の春 暗香浮動の月光が
差す欄干の花かげを 楽しみたいなぁ!! 飲みながら……
*「暗香浮動」は有名な北宋・林和靖の詩「山園の小梅」から、烏洲がパクッたフレーズです(笑) 6月下旬にアップした「青梅の季節」1~4を併せご笑覧ください。
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