しかし紙面の都合上、服部南郭の翻訳漢詩を紹介することがかないませんでしたので、これまた『江戸詩人選集』3により、ここで果したいと思います。これは原詩がないとおもしろくないので、戯訳と一緒にアップしましょう。オオモトの潮来節が分かれば、さらに興味も増すのですが……。
潮来の詞 二十首<うち二首>
門前倚独樹 もんぜん どくじゅよる
鬱鬱掩江涯 うつうつとして こうがいをおおう
為是苦心多 これ くしんおおきがために
春来不著花 はるきたれども はなをつけず
門前近くに一樹あり こんもり茂って川岸に……
冷たいあなたに恋煩い 花は開かず春来ても
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