22日(土)は「書物にみる海外交流の歴史――本が開いた異国の扉――」展のオープン初日でした。10時開館と同時にいらっしゃる熱心なお客様をお迎えするため出勤したので、今日の日曜日は、先日紹介した渡辺秀喜さんの『漢詩百人一首』(新潮選書)にマイ戯訳をつけて、のんびりと過ごしました。
ちょうど今の季節にピッタリの范成大が詠んだ七言絶句「夏日田園雑興」の「梅子金黄」があったので、それを紹介することにしましょう。
范成大は南宋の田園詩人、これを含む「四時田園雑興」はその代表作としてよく知られていますね。とくに僕が大好きな晩春の「蝴蝶双々」は、中国語で暗誦できるので、ときどきおしゃべりトークで使います。中国語でやったあと、「ここでたいてい拍手が起こるものですが……」と言って笑いを取るんです(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿