「ようです」なんて言うのは、まだ僕が見ていないためです。何とか期間中に拝見したいと思いますが、まずはこの傑作特別展を、「饒舌館長」でお知らせしたいと思った次第です。
「わぁ欲しいなぁ」の極めつけは、尊敬して止まない鑑真和尚ゆかりと伝える「蓮弁」です。日本へ律宗を伝えるため、渡航を試みるものの、海賊や嵐の難に遭って5回も失敗、その間に失明しましたが、初志を貫徹して754年ついに来日に成功したというかの鑑真さんです。この「蓮弁」は、鑑真さんが律宗の根本道場として建立した唐招提寺金堂の本尊「毘廬遮那仏像」の台座蓮弁と伝えられているそうです。
しかし「僕の一点」には、深く心に刻まれている長谷川等伯筆「四季柳図屏風」を選ぶことにしましょう。はじめて僕がこの作品を見たのは、2006年10月6日のことでした。広げられた瞬間に、長谷川等伯だ!!と直感しました。そのとき取ったカードを、そのまま紹介することにしましょう。
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