東京国立博物館「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」<6月15日まで>
江戸時代の傑出した出版人である蔦重こと蔦屋重三郎(1750~97)は、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった現代では世界的芸術家とみなされる浮世絵師を世に出したことで知られています。本展ではその蔦重の活動をつぶさにみつめながら、天明、寛政期(1781~1801)を中心に江戸の多彩な文化をご覧いただきます。
蔦重は江戸の遊廓や歌舞伎を背景にして、狂歌が隆盛する中、狂歌師や戯作者とも親交を深めるなど、武家や富裕な町人、人気役者、人気戯作者、人気絵師のネットワークを縦横無尽に広げ、さまざまな分野を結びつけた、さがらメディアミックスとでも言うべき手法によって、出版業界にさまざまな新機軸を打ち出します。
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