そのころ僕は大学院に籍を置いていましたが、ノンポリだったのでほとんど大学には行きませんでしたし、8月といえば夏休みですから、自由時間がたっぷりあったのでしょう。ともかくも52年前の話ですから、もう記憶も定かじゃ~ありません。
まだ梅棹忠夫先生の名著『知的生産の技術』を知らず、月光荘の小さなスケッチブックを使っていたころなので、後からそれをB6の京大カードに貼り付けてあるのも懐かしく感じられます。僕は25歳になったばかり、いま読むと顔から火が出そうな生意気きわまる言辞が書き連ねられています。そう言いつつ、やはり紹介せずにはいられません(笑)
松の木霊。その間には意外と空間はない。左の渓流も奥行きというより、形態に対する興味が強く感じられる。室町水墨も小画面に大宇宙という時代は極初期に終りを告げたのではないか。もしくは近世への萌芽は意外に早く現われていたのか。
0 件のコメント:
コメントを投稿