台北当代芸術館「晃影 スティーブ・マッカリー」展
台湾国家図書館85周年記念国際シンポジウムは21日で終り、翌22日は飛行機の出発まで時間があったので、これまた潘さんに泊めてもらった豪華ホテルのリージェントからブラブラ歩いて、台北当代芸術館へ出かけてみました。日本統治時代に建てられたレンガ造りの小学校を改造した、とてもおしゃれな美術館です。
着いてみると、「スティーブ・マッカリー写真展」をやっているではありませんか。看板には大きく、「史帝夫・麦柯里」と書いてあったので、はじめはまったく分かりませんでしたが……。かの『ナショナル・ジオグラフィック』の表紙ナンバーワンに選ばれたという「アフガンの少女」で有名な写真家です。直接『ナショナル・ジオグラフィック』に触れたわけじゃありませんが、何であれ、一度見たら絶対忘れられない写真ですね。
2014年早春、横浜の三渓園でその写真展が開かれたことがあります。案内をいただいたので見に行こうと思いましたが、京都美術工芸大学へつとめる直前で、バタバタしているうちに終わっちゃいました。それが偶然にも、台北で見られたんです(!?)
マッカリーは広い意味でドキュメンタリー写真家だと思いますが、作品に美を求める志向が強く、絵画における構想画に近い感覚があるように感じられて、とても興味を掻き立てられたことでした。
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