翌日は9時から、ベトナム工業美術大学で、学生さんを相手に、「日本美術を象徴する琳派の魅力」と題するおしゃべりトークとは相なりました。許された時間は2時間――といっても、通訳が入るので実質1時間です。コンパクトにまとめるため、静嘉堂文庫美術館コレクションから、琳派マイベストテンを選んでしゃべることにしました。
通訳はリュウ・フォン・アインさん、そのパーフェクトな日本語→ベトナム語のおかげで、僕の言わんとしたこと以上が聴講者へ伝わったように思われました。
ただ、お馴染みの『國華』創刊の辞や、神武天皇から推古天皇までの暗唱、川柳「この俺に温ったかいのは便座だけ」は、さすがのリュウさんも困るだろうと思って出さなかったので、笑いをとることはできませんでした(!?)
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