「ウィキペディア」によると、先のエピソードは、野坂恵子さんの「恩師 伊福部先生のこと」(『現代音楽』2006年4月号 95㌻)に書かれているそうです。いつか読んで、紹介することにしましょう。
今日のコンサートで最も心に残ったのは、「サハリン島の先住民三つの揺籃歌」でした。キーリン族の「ブールー ブールー」、ギリヤーク族の「プップン ルー」、オロッコ族の「ウムプリ ヤーヤー」の3曲で、伊福部氏が苦労して採譜されたそうです。もちろん詩は伝承詩で、藤本明日香さんが、それぞれの言葉で歌われたので、びっくりしてしまいました。
僕らの世代にとって、アイヌ音楽といえば、もっぱら伊藤久男の「イヨマンテの夜」ですが、ずいぶん違う感じだなぁと思いながら聞いていました。もっとも、「イヨマンテの夜」が祭り歌のイメージであるのに対し、今回歌われたのは揺籃歌、つまり子守唄だったせいかもしれませんが……。
0 件のコメント:
コメントを投稿